2020年5月11日月曜日

たべまなは活動を続けています

たくさんのご支援ありがとうございます!


2020年4月と5月に「学術書チャリティ」を通じて8,093円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 
ご支援いただいたみなさまにはメールでお礼をお送りしておりますが、エラーが生じメールが届かないトラブルが生じております。大変お手数ですが、ドメイン kakecomi.org 受信許可設定していただき、info@kakecomi.org までご連絡をお願いいたします。
 
 
続ける理由

3月上旬の臨時休校から福島県内の感染者が増え続けている現在まで、私たちは通常通りの活動を続けています。それは居場所を失うことで子どもたちに生じる健康リスクと、新型コロナウィルス感染のリスク、そのふたつのリスクを随時検討しての判断です。よってこの判断は今後の感染拡大の状況次第で覆り、活動中止を選ぶ局面が訪れるかもしれません(その場合はLINE等での相談や訪問支援で「つながりを絶たない」「SOSを取りこぼさない」ために最善を尽くします)。
 
ですが、現時点では子どもたち・親御さんたちにとって「居場所を失うことによる(心身の)健康リスク」の方が高いと判断し、今日もたべまなを開催します。
 
健康と安全を損なう要因は、新型コロナウィルスだけではありません。
虐待やDVを含む家庭内の緊張、経済的困窮、学校や職場での様々な理不尽、差別、そして新型肺炎以外の様々な疾患。「新型コロナウィルスに感染しない」ことが最優先される空気の中で、それぞれの苦しみが「今はそれどころではない」と後回しにされてはいないでしょうか。
 
「新型コロナウィルスに感染しない」ことも、そのための「外出自粛」も大切です。
ですが感染予防最優先の風潮は、様々な苦しみを抱えた人たちが助けを求める声を封じてしまうかもしれません。
また「外出自粛」の掛け声は、「今、家から逃げる必要がある人たち」の逃げ道を塞いでしまうかもしれません。
 
東日本大震災の時、特に女性と子どもたちの様々な苦しみが「今はそれどころではない」「もっと苦しい人がいる」と切り捨てられてきました。
その経験をした福島で活動しているからこそ、「おうちですごそう」や「Stay Home」といった「みんなの声」に逃げ道を塞がれてしまい、助けを求める声が「それどころではない」と封じられ軽んじられてしまう人々とのつながりを、私たちは何よりも大切にしていきます。

 

たべまなの感染症対策

参加者のみなさんへの感染を防ぐため、以下のような措置を継続します。
・来所者全員の来所前検温(検温ができなかった場合は、来所後に検温してください。平熱や他症状の有無にもよりますが、原則として37度を超える発熱が確認された場合は利用は控えていただきます。隔離環境がないため、できるだけ事前に検温してきてください)
・来所者全員の石鹸による手洗い徹底(20秒かけて丁寧に洗ってください。洗った後はタオルやハンカチではなく、使い捨てのペーパーで拭いてください。アルコールに過敏性やアレルギーのない人は、アルコール消毒もしてください)
・キッチンに立ち入る際のマスク着用徹底(マスクの枚数に限りがあるため、マスク配布は調理者のみとします)
・子どもたちが触れる箇所の消毒
・1時間に1回〜2回の換気
・調理中キッチンへの立ち入り制限
・調理者の限定(当面スタッフ、事前に予定されているボランティアのみで行います)とマスク・手袋着用
・食事の時間以外はマスクを着用してください。マスクがない・忘れてしまった方には布マスクをお配りしています。布マスクは県立旭高校さんよりご寄付いただきました。
 
子ども本人またはその同居者に熱・咳症状のある場合、来所は控えてください。配食(デリ)やテイクアウトサービスも続けていますので、そちらをご利用いただければと思います。ソーシャルワーカーによる個別相談(家庭訪問含む)も引き続きご利用いただけます。
また、スタッフ及びその家族に熱・咳症状が出た場合、予告なく活動を中止する可能性があります。
ご了承ください。
 

 
 
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引き続き応援をよろしくお願いいたします。