2019年11月20日水曜日

今年も本気のハロウィンパレード!

たくさんのご支援ありがとうございます!


2019年10月に「学術書チャリティ」を通じて3,369円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 
ご支援いただいたみなさまにはメールでお礼をお送りしておりますが、エラーが生じメールが届かないトラブルが生じております。大変お手数ですが、ドメイン kakecomi.org 受信許可設定していただき、info@kakecomi.org までご連絡をお願いいたします。
 
 

たべまなハロウィンパレードに今年もたくさんのご協賛をありがとうございました

 
「せっかく仮装するんだから街を歩きたい!」
そんな子どもたちの声から始まったハロウィンパレード。TOT(Trick or Treat)ポイントにご協賛いただいた各所を巡ってお菓子をもらっちゃうこの企画は2年目です。
 
【2019年10月28日 TOTポイント協賛企業様】
ナノクリエイトカンパニー さま
福島銀行 白河支店さま
明治安田生命 白河営業所さま
損保ジャパン 白河支社さま
 
ご協賛ありがとうございました。抱えきれないほどのお菓子をいただきこどもたちは大満足です。
 
中には、地域を歩いて見知らぬ人と話をすることはちょっぴりハードルが高い子もいます。でもその背中を「みんなで仮装」が押してくれます。
 
今年も気合の入った仮装で、パレードを観て泣き出してしまうご近所のお子さんも…(怖がらせすぎてごめんなさい)
  
パレードは私たちが地域の皆さまに「会いに行く」イベントです。顔の見える関係が希薄になることで、地域の安全感が損なわれます。こどもたちの安全基地であるだけでなく、地域の皆さまとの顔の見えるつながり作りを私たちは大切にしています。だからたべまなは、いつも地域の皆さまに開かれています。
 
 
また、ハンドメイド化粧品・バス用品の多国籍企業 LUSHさまからは、参加者プレゼント用にハロウィンバスボムをご提供いだきました。LUSH JAPAN さまは、チャリティバンクによる移転費用の助成から継続してKAKECOMIの活動をご支援くださっています。
天然素材で作られたお菓子のようにスイートなバスボムで、パレードの疲れを癒してくださいね。
 
来年もたくさんの出会いがありますように。ご協力くださったみなさま、そして遠くからご寄付くださったみなさま、本当にありがとうございました!








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引き続き応援をよろしくお願いいたします。

2019年8月23日金曜日

肉!チャリティBBQレポート

【たべまなチャリティBBQ〜Boy MEATS Girl2019〜のご報告】

夏休みが終わりました。
夏休みだから、安心して外出できる子がいます。
夏休みだから、安心して家に「ひきこもる」ことができる子がいます。


 
福島県南地域の夏休みは、今年から1週間短くなりました。
5月の10連休の影響、そして来年度から授業時間が増えることに対応するための判断だそうです。夏休みを短くした分、1日あたりの時間割にゆとりができ、総じて先生と生徒の負担が減るということです。
ですが、「夏休みだから」自分らしくすごせる子たち(学校に居づらさを抱えた子たち)にとって、夏休みが1週間短くなるのはとても苦しいことです。
「こどもたちの負担軽減」と言われながら、「学校に居づらさを感じる子たちの気持ちの負担軽減」は置き去りにされてしまっているように感じてしまいます。 
 
そんな夏休み最後の日曜日、恒例のチャリティBBQが催されました。






 
私たちたべまなは、あまり「イベント」を行いません。特別なイベントよりも、ただ当たり前にそこにあり続けることを大切にしたいからです。特別はイベントを楽しめる子もいますが、逆にそれを苦手にしている子もいます。それに、大人が企画するイベントは大抵の場合こどもたちにとって「なんだかちょっと違う」ものなんです。だからこどもたちが自分から「やりたい」と企画したこと以外は、大人から「やろうよ」と持ちかけないようにしています。
 
でも、「ハレの日」も大切。
美味しいお肉をただ食べる、このBBQはたべまな最大の「ハレの日」です。
 
今年も築地場外市場有志のみなさま、日本語サンバを歌うバンダ・ボアトのみなさま、そして西荻窪のカフェレストラン コポ・ド・ヂアさまから素晴らしいお肉のご提供がありました。それを白河が誇るBBQマスターが絶妙に調理。
 
・綺麗なサシの入った仙台牛のステーキはどろけるおいしさ
・ブラジルの生ソーセージ、リングイッサはほんのりスパイシーでやめられないとまらない美味しさ
・脂まで甘いフレンチラムブロックは粒マスタードで
・貴重部位のピッカーニャは、大胆なシュハスコで






記憶に残るお肉の数々のご提供に、心から感謝いたします。
 
他にもたくさんの差し入れが所狭しと並びました。とろっと焼いたマシュマロとキャラメルソースで食べる焼きパイナップル、焼きチョコバナナはこどもたちの四次元別腹に全て収まりました。みなさま、本当にありがとうございます。
 
さて、その頃お茶の間では中学生たちの宿題の追い込みが。始業式を2日後に控えて「読書感想文これから書きます」なんて強者も。高校生や先輩たちのサポートを得てなんとか仕上げ、夜は全員花火を楽しむことができました。


たべまなの常連さん
久しぶりに会う方
初めての方
遠くからの方
通りすがりに立ち寄ってくださった方
 
53名もの参加があり、おとなのみなさんからは総額4万円のカンパ(ご寄付)を頂戴いたしまいた。ありがとうございます。これからの活動資源として大切に活かしてまいります。
 
今回残念ながら参加できなかったみなさん、来年は8月16日(日曜日)の予定です。今からカレンダーに花丸つけてお待ちくださいね。


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引き続き応援をよろしくお願いいたします。
 
 

2019年5月28日火曜日

活動のご報告と、小さなお願い

たくさんのご支援ありがとうございます!


2018年3月〜2019年4月までに、「学術書チャリティ」を通じて32,095円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 

お誕生日おめでとう

4月と5月は常連さんの誕生日ラッシュ。
高校生の時からボランティアをしてくれるひなのちゃんはなんとハタチに!そしてランドセルを背負って遊びに来てくれていた女の子は今年高校受験です。
あと何回、そして何人のお誕生日をお祝いできるでしょうか。これからも私たちは、ひとりひとりのお誕生日をお祝いできる、こどもたちとの顔の見える関係性を大切にしていきます。




小さなお願い

 
たべまなから、小さなお願いがあります。
児童虐待に関するニュースが報道されると、虐待で子を死なせてしまった親を「極刑だ」「死刑だ」等と攻撃する言葉がニュースサイトのコメントやSNSで溢れます。数日前は、野田市で起きた虐待死事件の初公判についての報道がそうでした。
こどもが犠牲になる事件です。胸が痛み、怒りが湧くのは当然だと思います。
しかし、みなさんに知っていただきたいことがあります。
今まさにこどもを虐待したり、あるいは虐待してしまいそうで、このままではいけないと苦しみ、児童相談所等に相談しようかどうか迷っている親が日本のあちこちにいるということです。
そういった親たちが、ニュースサイトやSNSに溢れる攻撃的なコメントを読んだらどう感じるでしょう?
虐待を相談したら事件になって、自分もこんな風に「みんな」から酷く言われるのではないか。この社会に居場所がなくなってしまうのではないか。そう怖くなって、相談できなくなってしまうかもしれません。その結果こどもが傷つき続けて、もしかしたら命が危うくなってしまうかもしれません。
親への裁きが必要な時は、司法が下します。
無関係な第三者の批評は誰も救わないどころか、こどもを更に危険に追いやる可能性があるものです。あなたのそのコメントがこどもを危機に晒すかもしれないのです。

親に対する攻撃的なコメントや投稿は誰も救いません。ですが、みなさんひとりひとりにも虐待を防ぐためにできることがあります。
例えば児童虐待予防のための取り組みや、虐待を受けたこどもの支援を行っているNPO等の団体が日本にはたくさんあります。私たちKAKECOMIのように、こども孤立を防いだり親に住居や相談支援を提供することで虐待環境を防ぐ活動をしている団体もあります。みなさんの身近にある、あるいは活動に共感できるそういった団体を寄付やボランティア、そして記事のシェアという形で応援することもひとつです。
また、上記のような団体や自治体が主催する虐待についての勉強会や研修会、講演会もあちこちで開催されています。誰でも参加できる無料の講演会もたくさん開かれています。それらに参加してみるのはいかがでしょうか。研修会はハードルが高い…という場合は、多くの虐待防止・こども支援団体がウェブサイトやSNS、メルマガなどで情報を発信しています。事件の報道に合わせてそういった情報に触れることで、虐待という問題について理解が深まると思います。
虐待についてのニュースにコメントしたり、SNSに投稿する方は、児童虐待に関心を持ち、これ以上こどもたちが被害に遭わないことを心から願っていらっしゃるのだと思います。ぜひその関心とこどもへの思いやりを、親を追い詰めこどもを危機に晒す方にではなく、こどもを救う方にお使いください。

たべまなはこどもたちだけでなく、子育てに迷ったり疲れたりする親御さんの居場所です。そんな私たちからの、小さなお願いでした。
 
 
 
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引き続き応援をよろしくお願いいたします。

2019年2月18日月曜日

冬のたべまな、あったかく開催中

たくさんのご支援ありがとうございます!

2018年12月〜2019年2月までに、「学術書チャリティ」を通じて33,458円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。


こどもたちに信頼される場であるために

野田市で起きた痛ましい虐待の事件は、こどもたちにも少なからず影響を与えているようです。
たべまなへも、「先生だけに相談したことが親に伝わっていた」「施設の人に相談したことが、知らないところで学校の先生に話されていた」「匿名のアンケートだったのに、誰が書いたのか調べられた」という声が寄せられています。

教育や児童福祉において、こどもの秘密が「こどものために」の名目で軽んじられ、こどもの人権が侵害されていることは多々あります。
野田市の件は論外ですが、相談内容や情報をこどもの許可なく外部に伝えることの多くは「こどものために」行われており、情報を漏らすおとなたちは半分以上本気で「こどものため」を思っている場合もあります。

たしかに、おとな1人やひとつの機関だけでは対処できない大きな悩み事(虐待や「死にたい」という訴え)の場合、きちんとこどもを守るために、外部の他の機関と協力しなければならないことがたくさんあります。秘密を守るために抱え込んでしまっては、かえってこどもの安全が脅かされてしまうことがあるのです。

しかしそれでも、もしそのおとなとこどもとの間に信頼関係があれば、こどもに無断で秘密を漏らすことはあり得ないはずです。
信頼関係のもとに対話すれば、こどもと「どうするのが最善か」を共有できるからです。

こどもに無断で秘密を漏らすおとなたちは、不安なのではないでしょうか。それは、「この子との間に信頼関係がないのではないか」という不安。「この子に信頼されていないかもしれない」という不安があるから、説明に自信がなく、断りもなく秘密を漏らしてしまうのかもしれません。

こどもの安全が心配だ、それも正直な気持ちでしょう。でもそれ以上に、「この子に信頼されていないかもしれない」という不安が、大切な秘密を軽んじる姿勢の根っこにあるのだと思います。

まず信頼されるおとなになる。そしてこどもを信頼する。
一度損なわれてしまった信頼を取り戻すのは容易ではありません。

「おとなが信頼できません。こんなに良くしてくれるのにごめんなさい」と謝ってきた子がいます。私たちの不安による軽はずみな行為が、こどもの信頼を損なうばかりでなく、罪の意識を植え付けてしまうのです。

こども食堂やこどもの居場所が各地に増え、SNSでの相談も普及し、悩みや困難を抱えたこどもと接するおとなの数も増えました。そんな今だからこそ、こどもとの信頼関係の価値について何度も何度でも確認し広く共有しなければならないと思っています。
 
私たちたべまなは、こどもたちとの信頼関係を何よりも大切に、常に「こどもファースト」の姿勢であり続けます。
 
 
 
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引き続き応援をよろしくお願いいたします。