2020年6月3日水曜日

続けることと、始めること

たくさんのご支援ありがとうございます!


2020年6月に「学術書チャリティ」を通じて47,348円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 
ご支援いただいたみなさまにはメールでお礼をお送りしておりますが、エラーが生じメールが届かないトラブルが生じております。大変お手数ですが、ドメイン kakecomi.org 受信許可設定していただき、info@kakecomi.org までご連絡をお願いいたします。


「あんちゃん」

この春からたべまなで働いてくれている、あんちゃん。
みんなから自然と「あんちゃん」と呼ばるようになりました。
「ねえあんちゃん」 
「あんちゃんきいてよ」
「あんちゃん、見て見て」
「あんちゃんちょっときて」
ひっきりなしに呼ばれるあんちゃん。「お兄ちゃんがほしいな」とは思っても、実際一緒に暮らしたらぶつかったりけんかをしたり、うっとおしく思ったりするかもしれない。気軽に甘えたり相談したりなんて、できないかもしれない。
1週間に1回会える「あんちゃん」って呼べる年上の友だち。その距離感が、子どもたちにとって「ほどよい」のだと思います。



 

私たちの願いと危機感

緊急事態宣言中であっても、私たちたべまなは「子どもたちの居場所」を守るために活動を続けてきました。緊急事態宣言が解除され学校が再開するにあたり、子どもたちにとって「第三の居場所」の必要性はまた別のフェーズへと移り、そして高まっていくと考えられます。
まず、「学校が辛い」子どもたちは休校解除によってストレスが高じ、その中でも不登校の子どもたちは公教育から再び疎外されてしまいました。
そして「学習の遅れ」を取り戻すための詰め込み日程によって、子どもたちの心身に過大な負荷がかかることが予想されます。
学校が再開し、子どもたちの「学ぶ権利」が回復したのは喜ばしいことです。ですが、学校再開でむしろ健康を崩してしまっている子たちがいます。何らかの理由で(多くの場合は学校での辛い経験や環境的なストレスによって)学校に行くことができない、不登校と言われる状態にあった子たちです。

学校再開の知らせに不安と恐怖が募って部屋から出られなくなってしまった子
体調を崩してしまった子
不安定な精神状態になってしまった子
 
そういった相談が既に複数寄せられています。
日本の不登校児童・生徒数は約16万人。「学校が辛い・行きたくない」と感じている「予備軍」と呼ばれる中学生の数は、不登校生徒人数の3倍にのぼるという調査結果もあります。「学校が辛い子」は、もはや特別な存在ではないのです。
不登校の子どもたち、そして保護者さんたちは、各家庭において公教育を受ける機会を切望してきました。しかしいくら家庭で学習をしても、学校側の「登校ありき」の姿勢は崩れず、歯痒く悔しい思いをしてきました。
それが今回の新型コロナ禍で、一転してオンライン授業等自宅学習を公的に保障することが前向きに検討されるようになりました。
訴え続けたことが「ほとんど全ての人が当事者になった」ことでようやく動き出したことに、複雑な心境となった保護者さんも少なくありません。それでも、これを機に実現するのではないかという期待が高まりました。
 
しかし、結局のところ、何ひとつ変わらないまま学校が再開しました。
子どもたちは、ほったらかしにされただけでした。
学校に行けない子たちは、再び放置され続けるのでしょうか。
 
そして休校期間中ただ放置されてきた子どもたちを、今度は「学習の遅れを取り戻す」というプレッシャーが追い詰めています。県内のいくつかの自治体では、既に夏休みの大幅短縮や土曜授業、1日7時間授業などが検討されているようです。
私たちは、そのような「授業時間増」の措置に断固として反対いたします。
授業時間増加/休日縮小の措置では、子どもたちだけでなく、教師たちの健康が損なわれることは確実です。休校期間中、子どもたちは学習サポートがほとんどないまま放置されました。その結果生じてしまった遅れを取り戻すために、子どもたちに更なる負担を強いることは、あってはならないと考えます。
「既にたくさん休んだのだから、夏休みくらい削ってもいいじゃないか」と言われるかもしれませんが、そうではありません。夏休み明けに子どもの自死が増えることは、既に広く知られています。今回の休校は、新しいウィルス感染への不安や恐怖というストレスも重なり、夏休みかそれ以上のインパクトを子どもたちに与えることが懸念されます。子どもたちの心の健康(メンタルヘルス)を守るためにも、通常以上の負荷をかけることはあってはなりません。むしろ負荷を減らすことが必要です。
子どもたちに負担を強いることなく「学習の遅れ」をフォローする方法はあります。詰め込みすぎたカリキュラムの見直しです。
今の学校、特に小中学校のカリキュラムは、教育の本質から離れた(特に企業や外部団体の要請に応えるための)様々なプログラムによって圧迫されています。そういった様々な授業や行事や講座等を減らすことで、カリキュラムには相当な「ゆとり」が生まれるはずです。そうすれば、人員や時間を増やすことなく「学習の遅れ」に対応できる他、今後の再流行を見越した対応も可能になるのではないでしょうか。
 
ネグレクトに等しい休校からの登校再開が子どもたちのメンタルヘルスに与えるネガティブな影響について私たちは、危機感を募らせています。そんな私たちの願いはふたつです  
まず、「登校ありき」の公教育を見直し、各家庭において(登校せずとも)教育を受けられるよう、オンライン教育や通信教育のシステムを公的に整備、均てん化してください。
そして、これ以上子どもたちに負担をかけることがないよう、教育の中身を見直すことを避けないでください。子どもたちは既に多くの負担を引き受けました。今度は大人たちが「変える」責任と負担を引き受ける番ではないでしょうか。



続けることと、始めること

緊急事態宣言中も、たべまなは感染症対策に留意しながら変わらず活動を続けてきました。さらに、外出が困難になってしまった子どもたちへの対応として、
・食事のテイクアウト/デリバリー
・アウトリーチ(訪問)支援
といった試みを新たに導入しました。このふたつの事業は、今後半年程度は継続する予定です。
また、登校再開によるストレスを受けている子どもたちや不登校の子どもたちの学びと活動の機会を支えるため、
・たべまな卒業生と子どもたちをオンラインでつなぐ、オンライン家庭教師事業
・少人数制の料理教室
の2つの事業を新たに始めます。オンライン家庭教師事業は、企業助成金とみなさまからの寄付金を活用し、アルバイトの減少によって生活に困難が生じている大学生OB/OGたちを報酬によってサポートする予定です。
料理教室は、新型コロナ禍において更に損なわれてしまった不登校の子供達の活動機会を支える試みです。たべまなは、子どもたちが料理をする「まかないこども食堂」ですが、現在は感染防止のためスタッフのみで調理を行っています。「はやく料理がしたい」と調理活動再開を楽しみにしてくれているのは、学校に行けず「やること」が見つけられないでいる子どもたちです。そんな子どもたちと店主とでランチを作って食べる料理教室を、週1回程度開催します。定員は1名〜2名までの、超少人数制です。参加の予約については「たべまな」開催時に受け付けます(来週は既に予約が入っています)。
 
「自粛より工夫を」を合言葉に、私たちはいかなる時も活動を続けてまいります。
   
 
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引き続き応援をよろしくお願いいたします。

2020年5月11日月曜日

たべまなは活動を続けています

たくさんのご支援ありがとうございます!


2020年4月と5月に「学術書チャリティ」を通じて8,093円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 
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続ける理由

3月上旬の臨時休校から福島県内の感染者が増え続けている現在まで、私たちは通常通りの活動を続けています。それは居場所を失うことで子どもたちに生じる健康リスクと、新型コロナウィルス感染のリスク、そのふたつのリスクを随時検討しての判断です。よってこの判断は今後の感染拡大の状況次第で覆り、活動中止を選ぶ局面が訪れるかもしれません(その場合はLINE等での相談や訪問支援で「つながりを絶たない」「SOSを取りこぼさない」ために最善を尽くします)。
 
ですが、現時点では子どもたち・親御さんたちにとって「居場所を失うことによる(心身の)健康リスク」の方が高いと判断し、今日もたべまなを開催します。
 
健康と安全を損なう要因は、新型コロナウィルスだけではありません。
虐待やDVを含む家庭内の緊張、経済的困窮、学校や職場での様々な理不尽、差別、そして新型肺炎以外の様々な疾患。「新型コロナウィルスに感染しない」ことが最優先される空気の中で、それぞれの苦しみが「今はそれどころではない」と後回しにされてはいないでしょうか。
 
「新型コロナウィルスに感染しない」ことも、そのための「外出自粛」も大切です。
ですが感染予防最優先の風潮は、様々な苦しみを抱えた人たちが助けを求める声を封じてしまうかもしれません。
また「外出自粛」の掛け声は、「今、家から逃げる必要がある人たち」の逃げ道を塞いでしまうかもしれません。
 
東日本大震災の時、特に女性と子どもたちの様々な苦しみが「今はそれどころではない」「もっと苦しい人がいる」と切り捨てられてきました。
その経験をした福島で活動しているからこそ、「おうちですごそう」や「Stay Home」といった「みんなの声」に逃げ道を塞がれてしまい、助けを求める声が「それどころではない」と封じられ軽んじられてしまう人々とのつながりを、私たちは何よりも大切にしていきます。

 

たべまなの感染症対策

参加者のみなさんへの感染を防ぐため、以下のような措置を継続します。
・来所者全員の来所前検温(検温ができなかった場合は、来所後に検温してください。平熱や他症状の有無にもよりますが、原則として37度を超える発熱が確認された場合は利用は控えていただきます。隔離環境がないため、できるだけ事前に検温してきてください)
・来所者全員の石鹸による手洗い徹底(20秒かけて丁寧に洗ってください。洗った後はタオルやハンカチではなく、使い捨てのペーパーで拭いてください。アルコールに過敏性やアレルギーのない人は、アルコール消毒もしてください)
・キッチンに立ち入る際のマスク着用徹底(マスクの枚数に限りがあるため、マスク配布は調理者のみとします)
・子どもたちが触れる箇所の消毒
・1時間に1回〜2回の換気
・調理中キッチンへの立ち入り制限
・調理者の限定(当面スタッフ、事前に予定されているボランティアのみで行います)とマスク・手袋着用
・食事の時間以外はマスクを着用してください。マスクがない・忘れてしまった方には布マスクをお配りしています。布マスクは県立旭高校さんよりご寄付いただきました。
 
子ども本人またはその同居者に熱・咳症状のある場合、来所は控えてください。配食(デリ)やテイクアウトサービスも続けていますので、そちらをご利用いただければと思います。ソーシャルワーカーによる個別相談(家庭訪問含む)も引き続きご利用いただけます。
また、スタッフ及びその家族に熱・咳症状が出た場合、予告なく活動を中止する可能性があります。
ご了承ください。
 

 
 
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2020年1月29日水曜日

受験シーズンがやってきました

たくさんのご支援ありがとうございます!


2019年12月に「学術書チャリティ」を通じて10,308円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 
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今年もたべまな、毎週月曜オープンです




2020年も、たべまなは毎週月曜(平日のみ)の午後3時から8時までオープンします。
18歳までなら誰でも無料、おとなのみなさんは「カンパ(投げ銭ご寄付)」でご利用可能です。ぜひ「こどもたちが作ったごはん」を食べに、遊びにいらしてください。
 
 

「社会のせい」にしよう




今年も受験シーズンがやってきました。
受験を迎えた、そして控えたたべまなの女子中高生にはたくさんの願いがあります。
 
行きたい大学がある。なりたい職業がある。まだ「したいこと」は見つからないけれど、これから見つかることを信じている。きっとなれると、信じている。
 
中には、努力が実らず望む進路に進めない子もいます。もっと頑張っていればよかったのだと悔いる子もいますが、最善を尽くした結果であれば、それは誰のせいでもありません。
しかし、目標が叶わないことを「個人の責任」「努力不足」と言えるのは、全てのこどもたちが等しく「目標を持ち努力し挑戦できる環境と機会」を手にしている場合のみです。
現実は違います。
経済的な事情によって、努力と選択の挑戦の機会を奪われてしまっている子がいます。日本には経済的困難を抱える子どもたちの進学を支援する制度がありますが、充分ではありせん。
 
子どもたちから機会を奪うのは、経済的困難さだけではありません。
そのひとつが、「女の子だから」です。
 
「女の子だから」という理由で入学試験の点数を下げたり面接等で不利になる扱いをしていた医科大学の存在が次々と報じられました。そして今年に入り、また大きな点数操作が明らかになりました。受験シーズンを迎えた女の子たちに与える影響はいかほどでしょう。医師を目指す女の子はたくさんいるのです。医師を目指さなくても、「公平な」入試を通過したさらにその先で同様の差別を受ける可能性があることを、女の子たちは気付くことになるでしょう
 
大人の多くが、「頑張っている子どもたちを応援したい」と考えています。
学校で、家庭で、子どもたちは「頑張る」ことを期待されます。
「頑張れ!」と言われます。
「頑張れは夢は叶う!」と言われます。そして「人のせいにするな!」と言われます。
 
「頑張れば夢は叶う!」と教えられ、頑張って、努力して、その結果「女の子だから」という理由で試験の点数を下げられても、就職やキャリアアップで不利な扱いを受けても、「人のせいにするな!」と教えられ「頑張り」続けた女の子たちは、「自分のせい」にするしかなくなります。女の子として生まれたこと、女の子の身体、全てを呪い、自分は無力だと信じてしまうことになります。
 
 
今日も参考書や問題集を広げる受験生たち、学生たち。女の子たちは「これから自分たちが生きていく社会に性差による差別ないはずだ」と信じて努力していました。一連の報道でその希望は裏切られ、「どんなに努力しても結局女の子である限り報われないのではないか」という不安が生じてしまえば、その不安は意欲に影響します。実際に受ける差別と同様に、「女の子だから不利になるのではないか」という不安は、その子の実力発揮を阻害します。その結果を「実力が出せなかったあなたのせい」にできるでしょうか。


たべまなの学生たちが将来「女の子だから」という理由で不利で理不尽な扱いを受けたら。彼女たちが、彼らが、もし経済的な事情で進路を諦めたりチャレンジする機会を損なってしまったら。私たちは「社会のせいだ」と言います。彼らが自分自身を呪い、無力感を抱き、嫌いになってしまわないように。そして「社会を変えれば/社会が変われば自分は尊重される」と信じられるように。
 
貧困や格差、ジェンダーやセクシャリティによる差別といった問題を提起すると、必ず「社会のせいにするな」という批判を受けます。そういった批判を受けるたびに、「理不尽を受け入れることが成長である」という価値観の枠組みが私たち大人の中に深く埋め込まれてしまっていることを感じます。その枠組みがこの「社会」に様々な差別や格差が温存されていることの要因であり、また私たち大人が「社会を変える」ことに手こずっている理由ではないでしょうか。

だから私たちは、私たち自身の価値観をアップデートするためにも、あらゆる格差や差別を「社会のせい」にし続けます。そしてそんな社会を変えることを、私たち大人の責任として引き受けます。「頑張ってる子どもを応援」したいなら、まず全ての子どもたちに「頑張る」機会と「頑張り続けられる」環境を保証し、実力が正当に評価される「社会」を作らなければなりません。「社会のせい」にしないのは、それこそ無責任ではないでしょうか。
 

 
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2019年11月20日水曜日

今年も本気のハロウィンパレード!

たくさんのご支援ありがとうございます!


2019年10月に「学術書チャリティ」を通じて3,369円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 
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たべまなハロウィンパレードに今年もたくさんのご協賛をありがとうございました

 
「せっかく仮装するんだから街を歩きたい!」
そんな子どもたちの声から始まったハロウィンパレード。TOT(Trick or Treat)ポイントにご協賛いただいた各所を巡ってお菓子をもらっちゃうこの企画は2年目です。
 
【2019年10月28日 TOTポイント協賛企業様】
ナノクリエイトカンパニー さま
福島銀行 白河支店さま
明治安田生命 白河営業所さま
損保ジャパン 白河支社さま
 
ご協賛ありがとうございました。抱えきれないほどのお菓子をいただきこどもたちは大満足です。
 
中には、地域を歩いて見知らぬ人と話をすることはちょっぴりハードルが高い子もいます。でもその背中を「みんなで仮装」が押してくれます。
 
今年も気合の入った仮装で、パレードを観て泣き出してしまうご近所のお子さんも…(怖がらせすぎてごめんなさい)
  
パレードは私たちが地域の皆さまに「会いに行く」イベントです。顔の見える関係が希薄になることで、地域の安全感が損なわれます。こどもたちの安全基地であるだけでなく、地域の皆さまとの顔の見えるつながり作りを私たちは大切にしています。だからたべまなは、いつも地域の皆さまに開かれています。
 
 
また、ハンドメイド化粧品・バス用品の多国籍企業 LUSHさまからは、参加者プレゼント用にハロウィンバスボムをご提供いだきました。LUSH JAPAN さまは、チャリティバンクによる移転費用の助成から継続してKAKECOMIの活動をご支援くださっています。
天然素材で作られたお菓子のようにスイートなバスボムで、パレードの疲れを癒してくださいね。
 
来年もたくさんの出会いがありますように。ご協力くださったみなさま、そして遠くからご寄付くださったみなさま、本当にありがとうございました!








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2019年8月23日金曜日

肉!チャリティBBQレポート

【たべまなチャリティBBQ〜Boy MEATS Girl2019〜のご報告】

夏休みが終わりました。
夏休みだから、安心して外出できる子がいます。
夏休みだから、安心して家に「ひきこもる」ことができる子がいます。


 
福島県南地域の夏休みは、今年から1週間短くなりました。
5月の10連休の影響、そして来年度から授業時間が増えることに対応するための判断だそうです。夏休みを短くした分、1日あたりの時間割にゆとりができ、総じて先生と生徒の負担が減るということです。
ですが、「夏休みだから」自分らしくすごせる子たち(学校に居づらさを抱えた子たち)にとって、夏休みが1週間短くなるのはとても苦しいことです。
「こどもたちの負担軽減」と言われながら、「学校に居づらさを感じる子たちの気持ちの負担軽減」は置き去りにされてしまっているように感じてしまいます。 
 
そんな夏休み最後の日曜日、恒例のチャリティBBQが催されました。






 
私たちたべまなは、あまり「イベント」を行いません。特別なイベントよりも、ただ当たり前にそこにあり続けることを大切にしたいからです。特別はイベントを楽しめる子もいますが、逆にそれを苦手にしている子もいます。それに、大人が企画するイベントは大抵の場合こどもたちにとって「なんだかちょっと違う」ものなんです。だからこどもたちが自分から「やりたい」と企画したこと以外は、大人から「やろうよ」と持ちかけないようにしています。
 
でも、「ハレの日」も大切。
美味しいお肉をただ食べる、このBBQはたべまな最大の「ハレの日」です。
 
今年も築地場外市場有志のみなさま、日本語サンバを歌うバンダ・ボアトのみなさま、そして西荻窪のカフェレストラン コポ・ド・ヂアさまから素晴らしいお肉のご提供がありました。それを白河が誇るBBQマスターが絶妙に調理。
 
・綺麗なサシの入った仙台牛のステーキはどろけるおいしさ
・ブラジルの生ソーセージ、リングイッサはほんのりスパイシーでやめられないとまらない美味しさ
・脂まで甘いフレンチラムブロックは粒マスタードで
・貴重部位のピッカーニャは、大胆なシュハスコで






記憶に残るお肉の数々のご提供に、心から感謝いたします。
 
他にもたくさんの差し入れが所狭しと並びました。とろっと焼いたマシュマロとキャラメルソースで食べる焼きパイナップル、焼きチョコバナナはこどもたちの四次元別腹に全て収まりました。みなさま、本当にありがとうございます。
 
さて、その頃お茶の間では中学生たちの宿題の追い込みが。始業式を2日後に控えて「読書感想文これから書きます」なんて強者も。高校生や先輩たちのサポートを得てなんとか仕上げ、夜は全員花火を楽しむことができました。


たべまなの常連さん
久しぶりに会う方
初めての方
遠くからの方
通りすがりに立ち寄ってくださった方
 
53名もの参加があり、おとなのみなさんからは総額4万円のカンパ(ご寄付)を頂戴いたしまいた。ありがとうございます。これからの活動資源として大切に活かしてまいります。
 
今回残念ながら参加できなかったみなさん、来年は8月16日(日曜日)の予定です。今からカレンダーに花丸つけてお待ちくださいね。


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2019年5月28日火曜日

活動のご報告と、小さなお願い

たくさんのご支援ありがとうございます!


2018年3月〜2019年4月までに、「学術書チャリティ」を通じて32,095円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
 

お誕生日おめでとう

4月と5月は常連さんの誕生日ラッシュ。
高校生の時からボランティアをしてくれるひなのちゃんはなんとハタチに!そしてランドセルを背負って遊びに来てくれていた女の子は今年高校受験です。
あと何回、そして何人のお誕生日をお祝いできるでしょうか。これからも私たちは、ひとりひとりのお誕生日をお祝いできる、こどもたちとの顔の見える関係性を大切にしていきます。




小さなお願い

 
たべまなから、小さなお願いがあります。
児童虐待に関するニュースが報道されると、虐待で子を死なせてしまった親を「極刑だ」「死刑だ」等と攻撃する言葉がニュースサイトのコメントやSNSで溢れます。数日前は、野田市で起きた虐待死事件の初公判についての報道がそうでした。
こどもが犠牲になる事件です。胸が痛み、怒りが湧くのは当然だと思います。
しかし、みなさんに知っていただきたいことがあります。
今まさにこどもを虐待したり、あるいは虐待してしまいそうで、このままではいけないと苦しみ、児童相談所等に相談しようかどうか迷っている親が日本のあちこちにいるということです。
そういった親たちが、ニュースサイトやSNSに溢れる攻撃的なコメントを読んだらどう感じるでしょう?
虐待を相談したら事件になって、自分もこんな風に「みんな」から酷く言われるのではないか。この社会に居場所がなくなってしまうのではないか。そう怖くなって、相談できなくなってしまうかもしれません。その結果こどもが傷つき続けて、もしかしたら命が危うくなってしまうかもしれません。
親への裁きが必要な時は、司法が下します。
無関係な第三者の批評は誰も救わないどころか、こどもを更に危険に追いやる可能性があるものです。あなたのそのコメントがこどもを危機に晒すかもしれないのです。

親に対する攻撃的なコメントや投稿は誰も救いません。ですが、みなさんひとりひとりにも虐待を防ぐためにできることがあります。
例えば児童虐待予防のための取り組みや、虐待を受けたこどもの支援を行っているNPO等の団体が日本にはたくさんあります。私たちKAKECOMIのように、こども孤立を防いだり親に住居や相談支援を提供することで虐待環境を防ぐ活動をしている団体もあります。みなさんの身近にある、あるいは活動に共感できるそういった団体を寄付やボランティア、そして記事のシェアという形で応援することもひとつです。
また、上記のような団体や自治体が主催する虐待についての勉強会や研修会、講演会もあちこちで開催されています。誰でも参加できる無料の講演会もたくさん開かれています。それらに参加してみるのはいかがでしょうか。研修会はハードルが高い…という場合は、多くの虐待防止・こども支援団体がウェブサイトやSNS、メルマガなどで情報を発信しています。事件の報道に合わせてそういった情報に触れることで、虐待という問題について理解が深まると思います。
虐待についてのニュースにコメントしたり、SNSに投稿する方は、児童虐待に関心を持ち、これ以上こどもたちが被害に遭わないことを心から願っていらっしゃるのだと思います。ぜひその関心とこどもへの思いやりを、親を追い詰めこどもを危機に晒す方にではなく、こどもを救う方にお使いください。

たべまなはこどもたちだけでなく、子育てに迷ったり疲れたりする親御さんの居場所です。そんな私たちからの、小さなお願いでした。
 
 
 
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2019年2月18日月曜日

冬のたべまな、あったかく開催中

たくさんのご支援ありがとうございます!

2018年12月〜2019年2月までに、「学術書チャリティ」を通じて33,458円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。


こどもたちに信頼される場であるために

野田市で起きた痛ましい虐待の事件は、こどもたちにも少なからず影響を与えているようです。
たべまなへも、「先生だけに相談したことが親に伝わっていた」「施設の人に相談したことが、知らないところで学校の先生に話されていた」「匿名のアンケートだったのに、誰が書いたのか調べられた」という声が寄せられています。

教育や児童福祉において、こどもの秘密が「こどものために」の名目で軽んじられ、こどもの人権が侵害されていることは多々あります。
野田市の件は論外ですが、相談内容や情報をこどもの許可なく外部に伝えることの多くは「こどものために」行われており、情報を漏らすおとなたちは半分以上本気で「こどものため」を思っている場合もあります。

たしかに、おとな1人やひとつの機関だけでは対処できない大きな悩み事(虐待や「死にたい」という訴え)の場合、きちんとこどもを守るために、外部の他の機関と協力しなければならないことがたくさんあります。秘密を守るために抱え込んでしまっては、かえってこどもの安全が脅かされてしまうことがあるのです。

しかしそれでも、もしそのおとなとこどもとの間に信頼関係があれば、こどもに無断で秘密を漏らすことはあり得ないはずです。
信頼関係のもとに対話すれば、こどもと「どうするのが最善か」を共有できるからです。

こどもに無断で秘密を漏らすおとなたちは、不安なのではないでしょうか。それは、「この子との間に信頼関係がないのではないか」という不安。「この子に信頼されていないかもしれない」という不安があるから、説明に自信がなく、断りもなく秘密を漏らしてしまうのかもしれません。

こどもの安全が心配だ、それも正直な気持ちでしょう。でもそれ以上に、「この子に信頼されていないかもしれない」という不安が、大切な秘密を軽んじる姿勢の根っこにあるのだと思います。

まず信頼されるおとなになる。そしてこどもを信頼する。
一度損なわれてしまった信頼を取り戻すのは容易ではありません。

「おとなが信頼できません。こんなに良くしてくれるのにごめんなさい」と謝ってきた子がいます。私たちの不安による軽はずみな行為が、こどもの信頼を損なうばかりでなく、罪の意識を植え付けてしまうのです。

こども食堂やこどもの居場所が各地に増え、SNSでの相談も普及し、悩みや困難を抱えたこどもと接するおとなの数も増えました。そんな今だからこそ、こどもとの信頼関係の価値について何度も何度でも確認し広く共有しなければならないと思っています。
 
私たちたべまなは、こどもたちとの信頼関係を何よりも大切に、常に「こどもファースト」の姿勢であり続けます。
 
 
 
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