みなさまに支えられて、5周年
私たち『たべまな』は、去る9月7日に5周年を迎えました。
5周年のこの日は、末っ子ちゃん5歳の誕生日直前。一緒に「5周年」をお祝いしました。
5年間で約140名の子どもたちに出会いました。
今でも年間にして実人数で120名の子どもたちが訪れます。
毎回来てくれる常連さん
時々ふらっと思い出して来てくれる高校生
BBQにお肉目当てで来てくれる学生さん
毎年里帰りしてくれるOBOGたち
みんなみんな、ありがとう。
5年続けて今私の胸の内にあるのは、5年間掲げ続けてきた「居場所づくり」という言葉への違和感です。
「居場所」という言葉を使うのは、ほとんどが「居場所」を作っている側。運営者や支援者です。
でもある場所を「ここが私の居場所だ」と決めるかどうかは、そこにやってくる人たち。運営者が「ここがあなたの居場所です」なんて、言えるはずがないのです。
どんな場所でも、そこに人が集う以上、「いられない」「合わない」「なんか違うな」と感じる人は当然出てきます。もし私たち運営者が「ここがあなたの居場所です」と喧伝していたら、そこに「なんか違うな」と感じる人にとっては「ここはあなたの居場所ではない」という拒絶と排除のメッセージになってしまう。
私たちは、私たちのところに「来られる」人と相対しているにすぎません。
「子ども食堂ブーム」は、むしろ子ども食堂にアクセスできない子どもたちの(家庭の)存在を浮き彫りにしました。「居場所づくりブーム」も、また誰かを置き去りにし疎外しています。
第三の場所(こども食堂)
ソーシャルワーク相談室
シェアハウス(シェルター)
かつて組織に所属していた頃に「あったらいいな」と思い描いてきてことを、5年かけて少しづづ実現してきました。それはつまり、誰かを置き去りにし疎外した5年間でもあります。
私たちが「今なすべきこと」はここに来てくれる、目の前の人たちが教えてくれます。ですが、「ここに来られない人々」は「これから何をすべきか」を示してくれます。
次の5年間は、私たちが置き去りにしてきた人々に向き合う日々になるでしょう。
実現したいこと、作りたいものはたくさんあります。まだ道半ば。そしてこれからもずっと常に道半ばなのかもしれません。
地域の、そして地域を超えたたくさんの方にご支援いただいて、紡がれつながれてきた5年間でした。
心から感謝いたします。
これからの5年間も温かく厳しい眼差しで見守っていただきたく、お願い申し上げます。
今年はちょっとだけハロウィン
たべまな恒例のハロウィンパレードは、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて中止。でもそれぞれこだわりの仮装をして、お菓子と御馳走を食べて記念撮影、楽しいひとときを過ごしました。
そして第一生命保険株式会社白河営業オフィスさま、株式会社ナノクリエイトカンパニーさまからはたくさんのお菓子のプレゼントが!ありがとうございます。来年はみんなで「いたずら」しに行きますね。
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