いつもご支援ありがとうございます。
このブログでは主にKAKE COMIプロジェクト第1弾『おいしい塾 たべよ・まなぼ』の活動をみなさまにご報告します。
10月19日、5回目となる『たべよ・まなぼ』が開かれました。
『たべよ・まなぼ』は、地域で孤立する子どもたちの居場所づくりプロジェクトです。いじめや人間関係等が原因で学校に行けない...家庭環境の要因で家に居場所がない...そんな子どもたち(小学生〜高校生)に、無償で手づくりの「おいしいごはん」と「学習のサポート」を提供します。
なぜ「おいしいごはん」と「学習サポート」なのか?
今、6人にひとりのお子さんが相対的貧困状態にあります。家で充分な食事をとることができない子どもが、私たちの周囲に驚くほど多く存在しているのです。そして、様々な家庭事情から、「人の手で作られたあたたかな食事を誰かと一緒に食べる」ことができない子どももいます。そういった貧困や家庭事情を抱えたお子さんは、学校で孤立しがちです。いじめにあったり、周囲との違いを感じて行きづらくなってしまったり...家庭に居場所がなく、そして学校にも行けなければ、学習の遅れが生じます。そして、学校給食という栄養補給面での頼みの綱が切れてしまいます。
『たべよ・まなぼ』は、地域のすべての子どもたちに開かれています。どんな子たちも、ほんの少しのきっかけで「孤立」状態に陥ってしまう可能性があるからです。今は順調でも、もしこれから何かのきっかけで孤立した時に、学校や家庭に居場所を感じられなくなったとき、『たべよ・まなぼ』につながっていてほしいと願っているからです。
そして、「順調にいっている」自分の世界の外側で、自分が暮らしている地域で、孤立している同年代の子どもたちがいることを、その子たちのために自分たちにもできることがあることを、知ってほしいと願っているからです。
『たべよ・まなぼ』を運営する非営利団体Project KAKE COMIの活動については、ウェブサイトとFacebookページで発信しています。『たべよ・まなぼ』についてはTwitterで情報を配信しています。ぜひフォローしてください。
さて。
第5回の『たべよ・まなぼ』リポートです!
毎週月曜、午後4時から8時までオープン |
今回のメニューは「とり肉とさつまいものココナツミルクカレーとかぼちゃごはん」。「たべよ・まなぼ」に来てくれている中学生が料理を手伝ってくれます。下味をしっかりつけたとり肉と野菜を煮込んだだけのシンプルなカレーですが、あとからじわーっとくる辛さ。試食して意見を出し合って、カレーとごはんは別々に出すことにしました。 |
見学も含めて、8名のお子さんが来てくれました。ごはん、おしゃべり、勉強。 |
空っぽのお鍋!たくさん食べてくれてありがとう |
次回は10月26日です。大人のみなさんもカンパで料理を食べられます。ちょっと今日はお財布が寂しい...給料日前だし...いくらカンパしていいかわからないし...という場合は、SNSやブログで『たべよ・まなぼ』の活動を拡散してください。
子どもたちにとって、学校の先生以外の「おとな」との出会いは、多様な価値観と可能性との出会いです。友だちってなんだろう...「違う」ってなんだろう...『たべよ・まなぼ』では毎回自然とさまざまなテーマで世代を超えた対話が始まります。学校に適応できなかった子どもたちにとって、いろんな「おとな」との出会いは、「自分はただ学校という小さな世界に合わなかっただけで、自分が悪いわけでもダメなわけでもない。世界はこんなにも多様で広い」ということを感じるきっかけになっているようです。そして地域の大人に見守られているという安心を感じることができているようです。
次回はどんな出会いがあるのか、今から楽しみです。
寄付金のご報告(2015年10月20日現在)
・個人寄付金総額 266,000円
・『たべよ・まなぼ』カンパ(10月19日まで) 8,660円
・クラウドファンディングポート『A-port』からのご入金 951,776円
その他、お野菜・食材・調味料のご寄付をたくさんいただきました。
ご支援に心から感謝します。