たくさんのご支援ありがとうございます!
2020年11月に「学術書チャリティ」を通じて57,940円ものご支援を頂戴しました。日本各地からのたくさんのご支援に、心から感謝いたします。いただいたご寄付は、こどもたちの孤立を防ぐ居場所「まかないこども食堂たべまな」の運営資源として大切に活かしてまいります。
ご支援いただいたみなさまにはメールでお礼をお送りしておりますが、エラーが生じメールが届かないトラブルが生じております。大変お手数ですが、ドメイン kakecomi.org 受信許可設定していただき、info@kakecomi.org までご連絡をお願いいたします。
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あなたとカケコミ
まかないこども食堂たべまなは、変わらず毎週月曜にこっそりにぎやかにオープンしています。
新型コロナ禍で利用を控えていたり外出が難しくなっていた子どもたちも、少しずつ戻ってきてくれました。最近は県立旭高校の学生さんたちがボランティアとして活動に参加してくれています。ただ「良いことしたい」ではなく、「自分たちの中のカケコミの必要性」を探すこと。それが、私たちから彼らに出した課題です。みんなそれぞれその課題に向き合ってくれています。
開所から5年。地域のみなさまからたくさんの「ボランティアしたい」と言うお声かけをいただきましたが、そのほとんどをお断りしてきました。理由はみっつ。
まず、たべまなは子どもたちが主役で、「まかない」の仕組みによって子どもたちの力で運営されています。子どもたちの「できること」を奪ってしまうような大人の仕事は、ここにはありません。
ふたつめは、「良いことしてあげたい」という大人の独りよがりは大抵の場合子どもたちの求めるものとズレているから。たべまなは、大人にも開かれています。遊びに来て一緒にごはんを食べておしゃべりして、そしてカンパして活動を支えてくれる、そんな大人は大歓迎。でも「子どもたちに良いことしてあげたい」気持ちはどうかそっと心にしまっておいてください。支援する-されるという関係は、支配する-されるに似ています。
何より、今の子どもたちの好きなものやしたいことは、私たち大人の推測を超えてのびやかで多様です。しかしながら子どもたちは大人の「してあげたい」という気配を感じると、それに応えようとしてしまいます。大人の「してあげたい」は、子どもの自由を奪うんです。
みっつめは、運営に必要な仕事は責任を持って行ってほしいから。責任は対価によって保証されます。善意によってではありません。ですので「運営に不可欠な仕事」はアルバイト(有償ボランティア)さんたちに担ってもらっています。これは活動を持続させるために必要な仕組みです。そのアルバイトを、生活費や学費のために働かなければならない学生さんや、就労の前にトレーニングやリハビリをしたい若者、まだ何者にもなれなくて立ち止まっている子たちにお願いしています。人件費の資源の大部分は皆さまからのご寄付です。そのご寄付を、何らかのサポートが必要な子ども・若者たちに直接届ける。それが私たちのアルバイト(スカラシップ)の仕組みです。
彼女は高校生のとき、友だちに連れられてたべまなに初めてやってきました。高校を卒業した後は、アルバイトとして店主の右腕になってくれました。一度ここを卒業して、そして今また戻ってきてくれています。「副店長」と呼ばれたべまなの誰からも慕われている雛乃さんが、活動報告書にメッセージを寄せてくれました。
彼女にとって、きっとカケコミは止まり木。いつでも戻ってきて、またいつでも飛び立っていける場所。そしてそんな彼女がここに戻って来ることで、支えられて救われている子どもたちがいる。
これから卒業していく全ての子どもたちにとって、そういった場所でありたいです。
昨年度〜今年9月までにご支援いただいたみなさまに、2019年度の事業報告書のリンク先を送りしています。当方でメールアドレスを把握できていない方(SNSなどで連絡をいただいている方)にはご連絡が遅れております。また、ご連絡先をいただいていない方、匿名のご寄付の方は、もし差し支えなければご一報くださいますようお願いいたします。
素敵な文章だったので、みなさまにお裾分けです。
たくさんののご支援に心から感謝いたします。
たべまな(KAKECOMI)の活動はFacebookページで随時発信中です。ぜひフォローしてください。引き続き応援をよろしくお願いいたします。